めっき屋営業マンのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はドリルドロールについてです。
目次
- ドリルドロールとは
- ドリルドロールの種類について
- ドリルドロールの特徴
- ドリルドロールのめっき実績多数!
ドリルドロールとは
ドリルドロールは未加硫ゴムやプラスチックなどを圧延するためのカレンダーロールの一種です。
ロール表面から一定の深さのところで軸芯と平行に多数の穴を貫通させ内部に油、熱水、蒸気などを通してロール表面の温度をコントロールする構造になっています。
ドリルドロールの種類について
循環方式は主に2タイプです。
ロール単体で循環するタイプ
熱媒は
①軸芯と平行な貫通穴にロール中央のBTA穴を斜めに繋いだ貫通穴
②隣同士の軸芯と平行な貫通穴2つを斜めに繋いだ貫通穴
②隣同士の軸芯と平行な貫通穴2つを斜めに繋いだ貫通穴
により循環します。
側面の貫通穴は熱媒が漏れないようキャップボルトでふたをします。
リングで循環するタイプ
ロール本体は側面の穴あけ及びロール中央のBTA穴あけを行い、熱媒の循環は外付けのリングによりBTA穴から側面へ熱媒を循環します。リングがないと熱媒を循環させることができません。
めっきをする際はダミーリングを使用するためにリングを一度取り外します。再度取り付ける際は位置を間違えると軸から出た熱媒が循環せず事故に繋がるので注意が必要です。熱媒の漏れを防ぐためにゴムパッキンを使用します。
ドリルドロールの特徴
とても重たい
ほぼ無空に近いため、重量もそれなりにあるロールと言えます。めっきの際は吊れる構造であるかということや、精度が厳しい場合は研磨機に載る重量であるか確認させていただく必要がございます。硬い材質を使用
材質はSCMなど硬い材質が使用されているケースが多いです。クラウン形状を採用することがある
ニップをかけて使用する際に均一に圧力がかかるようにクラウン形状になっていることがあります。修理の際はクラウン形状になっていないか確認が必要です。
シール材を使用している
キャップボルトやリングの取り付け時にはシール材やパッキンはなるべく新しいものを使用して熱媒の漏れがないように注意が必要です。ドリルドロールのめっき実績多数!
弊社ではドリルドロールのめっき実績が多数ございます。
クラウン加工や0.05S以下の超鏡面加工が可能です!
修理も承っております。
めっきのご依頼は是非ともオテックまでお問合せ下さい。
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