今回は弊社が得意としている『高精度ロール』についてのお話です。
目次
- 高精度ロールについて
- 高精度研磨の秘訣
- 過去の実績
高精度ロールについて
高精度ロールとは
光学用や電池用フィルムなどの分野で使用されるコーターロール、キャスティングロール等のミクロンオーダーの精度で仕上げられるロールを当社では高精度ロールと呼んでいます。
高精度ロールは作り込み段階からの徹底管理が重要です。
ロールの精度は研磨だけで作り上げられるものではありません。
材料選定や熱処理等のロールの作り込みの段階からの徹底管理が重要となります。
オテックは高精度ロールの機械加工からバランス、研磨、めっき、表面仕上げまでを社内で一貫生産します。
高精度ロールは組み合わせも可能です。
弊社の独自技術であるのクラックフリー鏡面ロールと組み合わせる事も可能です。
それにより光学用途のフィルム成型などを目的とする高精度ロール等にご使用いただく事ができます。
クラックフリー鏡面ロールについてはこちら↓
高精度を生み出す研磨の秘訣
高精度ロール製造の中でも重要な工程が研磨です。弊社でおこなうミクロンオーダーの研磨には3つの秘訣があります。
◎高精度円筒研削盤
当社で使用している円筒研削盤は精度を出すために、ベアリングや機械すり合わせ等、通常の円筒研削盤とは異なる精密な作りこみをしています。
また、様々な形状のロールを研磨するために独自の道具や治具を自社で製作し、加工精度を上げています。
◎熟練技
機械精度が良くてもミクロンオーダーの精度を出すために最後に必要となるのは職人の熟練の技です。
当社では50年以上に渡り研磨に携わったベテランの技術者から若手の技術者へ何年にも渡りマンツーマンで技術指導を行い、研磨マイスターを育成してきました。
◎環境管理
金属は10℃変わるだけで大きく寸法が変化します。
例えばφ 300mmの鉄系材のパイプの場合20℃の時と30℃の時とでは直径が30μm以上変化します。
当社では、室温、水温等の管理を行い適切な寸法精度を出しています。
高精度ロール製造の実績
以下実績の抜粋です。●真円・円筒・振れ1μm以下
●ロール精度1μm以下 Ry0.2以下の鏡面ロール
●ベアリング装着状態での精度研磨 2μm以下
弊社ではこれ以外にも多数の高精度ロール製造の実績がございます。
他社では製造できなかった高精度な仕上げが当社では可能です!
試作のご相談などございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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