弊社が主力製品としてめっき及び製造をおこなっているロールは、焼嵌めや溶接といった加工により外筒パイプや軸などの部品を組み合わせて製作されています。
そのことについては下記のブログにてご紹介させていただきました。
焼バメについて 溶接について
この製作過程において、焼嵌めや溶接の前後で金属を切削する工程がありますが、その切削加工をする工作機械が旋盤です。
そもそもロールってどうやってつくるの?って方はこちらからご覧下さい。
工業用ロールの製造方法について【旋盤仕上げまで】
目次
- 旋盤とは
- 旋盤バイトについて
- 旋盤加工例
- 終わりに
旋盤とは
旋盤とは金属を加工する工作機械で、加工したい素材を回転させ、刃物をあてることにより、円筒形状に削り出す機械のことです。弊社ではロールの製造には欠かせない重要な機械です。

旋盤バイトについて
使用する刃物の種類や動かし方次第でいろいろな加工に対応できます。外径加工、内径加工、端面加工、ネジ加工、溝加工、穴加工(ドリル加工)など。加工方法を組合せることにより、図面通りに仕上げることが可能です。旋盤で使用する工具である刃物のことを旋盤バイトと呼びます。
旋盤加工例
材料は黒皮と呼ばれる表面が黒っぽく凹凸がついた状態で入荷します。
その状態では図面の要求精度を満たすことができないため、旋盤で削って綺麗にする必要があります。そのため、仕入れの際はあらかじめ削ることを考慮して図面寸法よりも少し大きなものを購入します。
材料入荷⇒旋盤加工で切削することで形状を寸法に入れます。
切削により黒皮も除去され、綺麗な表面に仕上がりました。
旋盤、焼ばめ、溶接によりロールは形となり、その後必要に応じてフライス加工、穴あけ加工を行い、ロール芯金は完成します。この後にめっきやゴム巻、テフロンコーティング、セラミック加工といった各種表面処理を行います。
終わりに
旋盤は幅広い加工ができ、ロールの製作において大きなウエイトを占めている絶対に欠かせない機械ですが、その反面、一工程での加工範囲が広いが故に図面を読み解く力や作業者の技術による差も出やすい扱いが難しい機械でもあります。
以上旋盤とはでした。
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