こんにちは、めっき屋営業マンのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、ロールのバランスについてご紹介いたします。
そもそもロールやクロムめっきってなに?って方はこちらからご覧下さい。
目次
- バランスについて
- バランス修正の種類
- バランス測定方法
- バランス修正を行う場合について
バランスについて
まず、バランスとは何かというと、たとえば下記ロールの断面図のようにパイプ肉厚に偏肉がある場合に、重量の不釣り合いが発生します。このようなロールをそのまま使用した場合、運転中に振動が発生したり、回転速度が安定しないなどの不具合が発生し、製品に悪影響を及ぼす事になります。
このためアンバランスを修正する必要があります。
バランス修正の種類
バランスの修正には大きく分けて、下記の2種類があります。①静バランス(静的釣合い/static balance)
回転体(ロール)を水平な台に乗せた状態で、転がらないようにするために、アンバランスのある位置を特定し、ウエイトを取り付けるか、あるいは穴をあけるなどしてウエイトを抜くなどして、釣り合いを持たせる方法。②動バランス(動的釣合い/dinamiic balance)
回転体(ロール)を、測定装置により回転を加え、電気化学的な振動などにより、アンバランス位置を割り出し修正を行う方法です、身近なものでは、自動車のタイヤを思い浮かべて頂ければ、ホイールの淵に、鉛の塊が取り付けてある場合があると思います。これは、回転時にアンバランスがあり、その位置にウエイトを取り付ける事によりバランス(釣り合い)を取っているという事です。上記、タイヤのバランス修正後の一例です。
バランス測定方法
それでは、実際のロールのバランス測定作業をご紹介しましょう
バランス修正を行う場合について
修正を行う場合は、ウェイト付加を選択した場合、指定位置にウェイトを取り付けます。
また、ウェイト除去を選択した場合は、指定位置よりウェイトを取り除きます。(穴をあけるなど)
以上、バランス測定についてご紹介をさせて頂きました。
弊社では、ロールの設計から製作及び表面処理、もちろんバランス調整まで、ロールの一貫生産体制を整えております。
ロールのご相談は、是非オテックにお声掛けください。
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