めっき屋営業マンのブログをご覧いただきありがとうございます。
以前のブログにてバランスについての説明と測定方法はすでにご紹介させていただきました。
ロールのバランスについて【測定の方法をご紹介します!】
今回はバランスを測定する際の機械についてのお話です。
そもそもロールってなに?って方はこちらからご覧下さい。
工業用ロールの製造方法について【旋盤仕上げまで】
目次
- バランシングマシンについて
- 測定可能なバランスについて
- 修正方法について
バランシングマシンについて

バランシングマシン(動釣合い試験機)は、部品を回転させることにより発生する回転振動を計測し、質量の最も重い(または軽い)位置とその量を検出します。さらにその計測データを解析することによって、「釣り合い良さ」(=回転時の釣り合い)の可否を判定する計測装置です。
弊社では主に芯金完成時(旋盤仕上げ完了後)にバランスの測定をおこなっています。
測定可能なバランスについて
測定可能なバランスは動バランスと静バランスの2つです。①動バランス

動バランスとはロールを軸受けした状態で回転させた時に生じる動的なバランスのことでバランシングマシンのみで測定することができます。
②静バランス

静バランスは本来回さずに滑らかなレールの上に置いた時に重力で転がる不釣合いのことを言いますが、測定数値が必要な場合においてはバランシングマシンにて測定が可能です。
簡易的な測定方法に関しては別のブログにてご紹介させていただいております。
静バランスの簡易測定と修正方法に関して【ロールのバランス調整】
測定データは、動バランス、静バランス、動バランス静バランス共の3種類で出力可能です。
修正方法について
修正方法に関してもこちらのブログにてご紹介させていただいております。静バランスの簡易測定と修正方法に関して【ロールのバランス調整】
簡単に説明だけさせていただきますが
バランスの修正方法は主に①側面の穴あけ②ウエイトの取り付け③外径切削です。
詳しくはブログをご覧下さい。
いかがだったでしょうか?
弊社では基本的にロールの製作とセットでバランスの測定をおこなっておりますが、バランスの測定と調整のみでもご依頼を承っております。
是非ともお問合せください。
ご覧いただきありがとうございました。
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